モルタルの塗り替えとは?費用・時期・塗料を解説
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老朽化したモルタル外壁、そのままにしていませんか?
雨漏りやひび割れといった深刻な問題につながる前に、適切なメンテナンスが必要です。
実は、モルタル外壁の塗り替えには、費用や時期、そして塗料選びといった、重要なポイントがいくつもあります。
今回は、そうした疑問を解消し、最適な塗り替えを実現するための情報を提供します。
戸建て住宅の価値を高め、安心安全な暮らしを守るためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
モルタル塗り替えの費用
塗装と張り替えの費用比較
モルタル外壁のリフォームには、塗装と張り替えの2つの方法があります。
塗装は、既存のモルタルに新しい塗料を塗る方法で、張り替えは、モルタル自体を剥がして新しい素材に置き換える方法です。
費用は、塗装の方が張り替えよりも一般的に安価です。
30~40坪程度の住宅の場合、塗装は約70~120万円、張り替えは約200~290万円と、大きな差が生じます。
ただし、モルタルの劣化状況によっては、塗装だけでは効果が期待できない場合もあり、その場合は張り替えが必要になります。
費用に影響する要素
塗り替え費用は、家の大きさや外壁の面積によって大きく変動します。
さらに、使用する塗料の種類も大きな影響を与えます。
高性能な塗料は耐久性が高く長持ちしますが、その分費用も高くなります。
また、足場の設置費用や下地処理の費用も加算されます。
ひび割れなどの補修が必要な場合、追加費用が発生することもあります。
費用を抑えるための工夫
費用を抑えるためには、いくつかの工夫があります。
まず、塗料の種類を検討し、予算と耐久性のバランスを考えましょう。
高価なフッ素塗料ではなく、コストパフォーマンスの高いシリコン塗料を選択するのも一つの方法です。

モルタル塗り替えの時期と塗料選び
塗り替え時期の判断基準
モルタル外壁の塗り替え時期は、一般的に前回の塗り替えから10年程度が目安です。
しかし、これはあくまでも目安であり、実際の塗り替え時期はモルタルの劣化状況によって判断する必要があります。
外壁をよく観察し、チョーキング(塗膜の粉化)、塗装のはがれ、ひび割れ、モルタルの破損などの症状がないか確認しましょう。
これらの症状が見られる場合は、早めの塗り替えを検討する必要があります。
モルタルの劣化症状チェック
・チョーキング
塗料が劣化し、表面が粉状になる現象。
指で触ると白い粉が付着します。
・塗装のはがれ
塗膜が剥がれ、下地が露出している状態。
雨漏りの原因にもなりかねません。
・ひび割れ
モルタルや塗膜にひび割れが生じている状態。
雨水の浸入を招き、建物の劣化を加速させます。
・モルタルの破損
モルタル自体が損傷している状態。
早急に補修が必要です。
外壁塗料の種類と特徴
外壁塗料には、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料などがあります。
・ウレタン塗料
価格が安く、手軽に使えるのが特徴ですが、耐久性は比較的低い。
・シリコン塗料
耐久性、防汚性に優れ、コストパフォーマンスが高いことから人気が高い。
・ラジカル塗料
近年開発された塗料で、シリコン塗料よりもさらに高耐久性で、コストパフォーマンスも良い。
・フッ素塗料
最も高価な塗料ですが、耐久性、防汚性に非常に優れ、長期間メンテナンスフリーで済む。
塗料選びのポイント
塗料を選ぶ際には、耐久性、価格、デザイン性を考慮することが重要です。
予算に合わせて適切な塗料を選びましょう。
また、家のデザインや周囲の環境なども考慮し、最適な塗料を選択することが大切です。
長期的な視点で費用対効果を考え、必要に応じて専門業者に相談することも有効です。
まとめ
モルタル外壁の塗り替えは、費用、時期、塗料選びの3つのポイントが重要です。
塗装と張り替えでは費用に大きな差があり、劣化状況によって適切な方法を選択する必要があります。
塗り替え時期は10年を目安としますが、モルタルの劣化状況をしっかり確認することが大切です。
そして、耐久性や価格、デザイン性を考慮し、適切な塗料を選ぶことで、建物の寿命を延ばし、美しい外観を保つことができます。
これらの情報を参考に、最適な塗り替え計画を立ててください。



