外壁塗装の工程とは?具体的な作業ステップを順を追って解説
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外壁塗装は、建物を雨風や紫外線から守り、美観を維持するために欠かせないメンテナンスです。
しかし、単にペンキを塗る作業だと思われがちですが、その裏には、建材の劣化を防ぎ、美しい仕上がりを実現するための、綿密に計画された多くの工程が存在します。
どのような作業が、どのような順番で行われ、どれくらいの期間がかかるのかを知ることは、安心して工事を任せるための第一歩となるでしょう。
今回は、外壁塗装の基本的な工程について解説します。
外壁塗装の工程とは?
全体像と期間
外壁塗装工事は、単に塗料を塗る作業だけでなく、建物を適切に保護し、美観を長持ちさせるために、多くの専門的な工程を経て完了します。
一般的な2階建ての住宅(延べ床面積30坪程度)の場合、工事開始から完了まで、おおよそ10日から2週間程度が目安とされています。
ただし、建物の大きさ、外壁や屋根の状態、使用する塗料の種類、そして何よりも天候によって、工期は変動する可能性があります。
特に雨天や強風の日には作業が中断されるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
各作業内容の概要
外壁塗装の工程は、大きく分けて「近隣への挨拶」「足場の設置」「高圧洗浄」「下地処理・養生」「塗装作業」「完了検査」「足場の解体」といったステップから成り立っています。
まず、工事が始まる前に近隣の方々へ工事のご挨拶を行い、ご理解をいただきます。
次に、安全かつ効率的に作業を行うために足場を設置し、その後、古い塗膜や汚れを洗い流す高圧洗浄を行います。
塗装の品質を左右する重要な下地処理を経て、塗料が付着しないように周辺を保護する養生を行います。
そして、いよいよ下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで塗装作業に入ります。
最後に、仕上がりを入念に確認する完了検査を行い、問題がなければ足場を解体して工事は完了となります。
主要な作業ステップ
外壁塗装の主要な作業ステップは、以下の順序で進められます。
1.近隣挨拶
工事開始前に、騒音や塗料の臭いなどでご迷惑をおかけする可能性のある近隣の方々へ、工事内容や期間などを説明し、ご挨拶をいたします。
2.現場確認
足場設置や塗装作業の障害となるものを確認し、必要に応じて移動・保護します。
3.足場の設置
高所での安全確保と作業効率向上のため、建物の周囲に足場を組みます。
この際、メッシュシートで建物を覆います。
4.高圧洗浄
高圧洗浄機を使用し、外壁や屋根の汚れ、苔、古い塗膜などを洗い落とします。
5.下地処理
ひび割れ(クラック)の補修、シーリング(コーキング)の打ち替え、ケレン(錆落としや旧塗膜の除去)など、塗装面の状態を整えます。
6.養生
窓、ドア、サッシ、植栽など、塗装しない箇所をビニールやテープで覆い、塗料の付着を防ぎます。
7.外壁・屋根塗装
下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで、塗料を塗り重ねていきます。
屋根塗装では、塗料が屋根材の隙間に流れ込むのを防ぐ「縁切り」や「タスペーサー」の設置も重要な工程です。
8.付帯部の塗装
雨樋、破風板、鼻隠し、シャッターボックスなど、外壁・屋根以外の部分も塗装します。
9.完了検査
塗装の仕上がり、塗り残し、色ムラなどを、スタッフが細かくチェックします。
必要に応じて手直しを行います。
10.足場の解体・撤去
検査後、足場を解体・撤去し、周囲を清掃して工事完了となります。

塗装作業はどのように進むのか
下地処理と養生
塗装工事において、仕上がりの美しさや塗膜の耐久性を大きく左右するのが「下地処理」と「養生」です。
下地処理では、外壁に見られるひび割れ(クラック)を補修したり、劣化したシーリング材を打ち替えたり、金属部分の錆を落として(ケレン)錆止めを塗布したりするなど、塗装面の状態を万全に整えます。
この工程を丁寧に行うことで、塗料がしっかりと密着し、長持ちする塗膜が実現します。
一方、養生は、窓ガラス、ドア、サッシ、床、植栽など、塗装しない部分をビニールシートやテープで覆う作業です。
これにより、塗料の飛散や付着を防ぎ、建物の他の部分を保護します。
また、塗装する部分としない部分の境界線を綺麗に仕上げるためにも、養生は非常に重要な役割を果たします。
複数回の塗装作業
外壁塗装では、一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本となります。
まず下塗りでは、塗料の密着性を高め、下地を保護する役割を持つ塗料を塗布します。
次に中塗りとして、選択された仕上げ塗料を均一な厚みで塗り重ねます。
そして最後に上塗りを行い、塗膜に厚みを持たせ、耐久性や美観を完成させます。
各工程の間には、塗料が十分に乾燥するための時間を設けることが不可欠です。
この乾燥時間を守ることで、塗膜の剥がれや早期劣化を防ぎ、塗料本来の性能を発揮させることができます。
工程を省略したり、乾燥時間を短縮したりすることは、塗膜の寿命を縮める原因となります。
完了検査と足場解体
全ての塗装作業が完了した後には、入念な「完了検査」が行われます。
この検査では、塗装の仕上がり、塗り残し、色ムラ、付着物がないかなどを、専門のスタッフが細部まで確認します。
もし不具合が見つかった場合は、手直し作業が行われ、再度確認が行われます。
施主様にも立ち会っていただき、最終的な仕上がりをご確認いただくことが推奨されています。
施主様のご確認と承認が得られれば、いよいよ「足場の解体・撤去」の工程に移ります。
足場が撤去され、周辺の清掃が完了すると、外壁塗装工事は全て終了となります。
工事完了後には、保証書などが発行される場合もありますので、大切に保管してください。
まとめ
外壁塗装は、単に建物の見た目を新しくするだけでなく、建材を保護し、建物を長持ちさせるための重要なメンテナンス工事です。
その過程には、近隣への配慮から始まり、足場の設置、洗浄、下地処理、養生、そして下塗り・中塗り・上塗りの丁寧な塗装作業、完了検査に至るまで、多岐にわたる工程が含まれています。
これらの工程が連携して初めて、耐久性があり美しい外観が実現します。
この記事でご紹介した工程の流れを把握し、信頼できる業者と協力しながら、大切な建物のメンテナンスを進めていただければ幸いです。
当社は、船橋市・鎌ヶ谷市・八千代市で外壁や屋根の塗装・リフォームを行っております。
色決めや施工、アフターフォローまで丁寧にサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。




