船橋市の外壁塗装|下地処理にかける哲学|塗装寿命を決める80%を職人が解説
- お悩み相談(全て)
- お悩み相談-外壁
船橋市で外壁塗装を検討中の方に、職人歴19年の株式会社涼匠ペイント(すずしょうペイント)代表・林から一つお伝えしたいことがあります。それは「塗装寿命の80%は下地処理で決まる」ということ。どんなに高い塗料を選んでも、下地処理を手抜きすれば数年で剥離します。この記事では、公式サイトでも謳う「徹底した下地処理」の哲学と、具体的な施工内容を包み隠さず公開します。
1. 結論|塗装寿命の80%は下地処理で決まる
下地処理の質が塗装寿命を決める比率。
塗料の性能はわずか20%にすぎません。
公式サイトにも明記している通り、「下地処理による塗装下地の良し悪しが塗装の仕上げ・耐久年数を大きく左右します」。これは業界の真実であり、すずしょうペイントがトコトンこだわる理由でもあります。
正直に申し上げます。下地処理は地味で、お客様には見えない作業です。だからこそ、手抜きしやすい。でも、私は「見えない部分にこそ全力を」が職人の矜持だと思っています。下地処理を手抜きすると、どれだけ高額な塗料を選んでも差が出ます。数年後の差となって、お客様の家を傷つけるのです。
2. なぜ下地処理が塗装寿命を決めるのか
塗装の基本原理
外壁塗装とは「塗料を外壁に密着させる」作業です。この密着がどれだけしっかりしているかで、塗装の寿命が決まります。
- 下地がキレイ→塗料がしっかり密着→長持ち
- 下地に汚れ・チョーキング→塗料が浮く→剥離
- 下地にカビ→塗料の下でカビが繁殖→膨れ
- 下地にひび割れ→塗装後にひびが再発→再劣化
- 下地の脆弱部→塗料ごと剥がれる→部分剥離
塗料の性能を引き出す前提条件
塗料メーカーが公表している「耐用年数15年」「20年」などの数字は、下地処理が完璧な状態での想定値です。
| 塗料 | メーカー公表 | 下地処理完璧時 | 下地処理手抜き時 |
|---|---|---|---|
| シリコン | 10〜13年 | 13〜15年 | 5〜7年 |
| ラジカル | 12〜15年 | 15〜17年 | 6〜8年 |
| フッ素 | 15〜20年 | 18〜22年 | 8〜10年 |
| 無機 | 20〜25年 | 22〜27年 | 10〜12年 |
25年耐久の無機塗料でも、下地処理を手抜きされると10〜12年で劣化します。塗料代20万円以上の差をかけても意味がなくなるのです。だからこそ下地処理の質で業者を選ぶべきなのです。
3. 下地処理の全7工程
すずしょうペイントが実施する下地処理の全7工程です。各工程に必要な時間も公開します。
- 高圧洗浄|3〜4時間|150kg/cm²以上の圧力で外壁全体を洗浄
- チョーキング除去|1〜2時間|白い粉を完全に落とす
- カビ・藻の除去|1〜2時間|バイオ洗浄または専用洗剤
- ひび割れ補修|4〜8時間|クラック幅に応じた補修
- コーキング打ち替え|1〜2日|既存撤去→プライマー→充填
- 脆弱部除去・ケレン|2〜4時間|浮いた旧塗膜の除去
- 乾燥時間の確保|24時間以上|次工程への移行
30坪の戸建てで、下地処理だけで3〜5日間かけます。全工期10〜14日のうち、下地処理が30〜40%を占める計算。塗装(3回塗り)より時間をかけるのが正しい施工です。
4. 工程①|高圧洗浄|3〜4時間の徹底洗浄
150kg/cm²以上の高圧水で外壁・屋根・付帯部の汚れ・チョーキング・カビ・古い脆弱な塗膜を洗い流す作業。塗料の密着を左右する最重要工程です。
高圧洗浄で落とすもの
- 表面の汚れ(排気ガス・砂埃)
- チョーキング(白亜化した塗膜粉)
- カビ・藻・苔
- 古い塗膜の浮き部分
- コケ・汚れの付着物
すずしょうペイントの高圧洗浄
当店では業務用高圧洗浄機(150〜180kg/cm²)を使用。30坪の戸建てで約3〜4時間かけて、外壁・屋根・付帯部のすべてを徹底洗浄します。洗浄後は24時間以上の乾燥時間を必ず確保します。
5. 工程②|チョーキング除去
チョーキングとは、外壁を手で触ると白い粉が付く現象。劣化した塗膜の粉末で、これが残ったまま塗装すると新しい塗料が密着しません。
チョーキング除去の手順
- 高圧洗浄で大部分を除去
- 乾燥後、壁を触って確認|まだ粉が付く部分を特定
- 電動サンダー・ケレンで除去|機械的に研磨
- ブラシで洗浄|残留粉末を完全除去
- 最終確認|指で触って粉が付かないかチェック
6. 工程③|カビ・藻の除去
船橋市のような湿度の高い地域では、北面・日陰部分にカビ・藻が発生しやすい。これを残したまま塗装すると、塗膜の下でカビが繁殖し、数年で黒ずみや膨れが発生します。
カビ・藻除去の徹底手順
- 高圧洗浄で表面を除去
- バイオ洗浄剤・次亜塩素酸系薬剤を塗布|根まで浸透させる
- 10〜30分放置|薬剤を浸透させる
- ブラシでこすり取る|物理的に除去
- 高圧洗浄で洗い流す|薬剤残留なし
- 十分な乾燥|24時間以上
7. 工程④|ひび割れ(クラック)補修
クラック(ひび割れ)は幅と深さで補修方法が変わります。ヘアークラック(髪の毛程度)なら下塗りで対応、2mm以上なら専用補修材が必要です。
クラック幅別の正しい補修
| クラック幅 | 補修方法 | 使用材料 |
|---|---|---|
| 0.3mm未満 | 下塗りで対応 | 微弾性フィラー等 |
| 0.3〜1mm | シーリング充填 | 変成シリコン系 |
| 1〜2mm | Uカット工法 | シーリング+補修材 |
| 2mm以上 | エポキシ系補修 | エポキシ系補修材 |
公式サイトの施工事例ページで公開している船橋市八木が谷の外壁塗装事例では、ひび割れをエポキシ系補修材でしっかり補強し、最高位グレードの無機塗料で長く安心できる外壁に仕上げました。正しい下地処理の実例です。
8. 工程⑤|コーキング打ち替え
サイディング外壁の目地・窓サッシ周りのコーキングを全て打ち替えるのが基本。増し打ちでは数年で再劣化するため、根本的な打ち替えが必須です。
コーキング打ち替えの正しい手順
- 既存コーキング撤去|カッターで完全除去
- 清掃|目地内の埃・汚れを除去
- マスキングテープ養生|周辺を保護
- プライマー塗布|新コーキングの密着を高める
- 新コーキング充填|規定量8mm以上の厚み
- ヘラで平滑化|見た目と密着を両立
- マスキング撤去|早期に
- 乾燥|2〜3日
コーキング打ち替えの詳細は船橋市のコーキング打ち替えのみで解説しています。
9. 工程⑥|脆弱部の除去・ケレン作業
古い塗膜が浮いている部分や、サビ・脆弱部をワイヤーブラシ・サンダー・スクレーパーで物理的に除去する作業。鉄部塗装では特に重要です。
ケレン作業が必要な箇所
- 鉄部(手すり・門扉・シャッターBOX)のサビ
- 塗装面の浮き・剥がれ
- サイディングの汚れ付着部分
- 屋根材の苔・藻の除去
- 破風板・軒天の脆弱塗膜
10. 工程⑦|乾燥時間の確保
高圧洗浄後・洗剤使用後・補修材使用後は、必ず24時間以上の乾燥時間を確保。下地が湿ったまま塗装すると、塗膜の密着不良・膨れの原因になります。
乾燥時間を守る理由
すずしょうペイントの3原則の1つ、「乾燥時間の遵守」。施工期間を短くしようとして適切な乾燥時間を守らずに施工すると、劣化が早くなったり塗膜の膨らみが生じたり様々なリスクが高まります。各塗料メーカーの基準値とされている乾燥時間をしっかり守り、仕上がりも美しく長持ちする塗装を行います。
雨天時の対応
雨天の翌日は、さらに12〜24時間の追加乾燥を設けます。塗装は天候に左右される作業のため、スケジュールに余裕を持たせるのが当店の方針です。
11. 下地処理を手抜きされた家の末路
船橋市で実際にあった事例
当店でご相談を受けた「他社で塗装した後の不具合」事例をいくつかご紹介します(個人が特定できないよう一部改変)。
事例①|築2年で塗膜剥離
- 船橋市の戸建て、シリコン塗装を他社で施工
- 施工から2年で外壁の一部が剥がれ始める
- 調査の結果、下地の高圧洗浄が不十分でチョーキングが残っていた
- 塗料が密着せず、全面剥離寸前の状態
- 結果:全面再塗装で+80万円の追加費用
事例②|築3年でカビ再発
- 船橋市北部の戸建て、北面が特に劣化
- 塗装後3年でカビが全面に発生
- 他社はカビ除去を高圧洗浄のみで済ませ、薬剤処理なし
- カビの根が塗膜の下で繁殖
- 結果:カビ除去+再塗装で+100万円
事例③|築1年でひび割れ再発
- 築20年の戸建て、2mm以上のクラックを他社で下塗りのみで補修
- 塗装後1年で同じ場所にひび割れ再発
- エポキシ系補修材を使わず下塗り材だけで済ませていた
- 結果:該当部分の再補修+塗装
手抜き塗装を修復するには、不良塗膜の完全除去→下地処理→再塗装の工程が必要で、通常塗装の1.2〜1.5倍の費用がかかります。最初から信頼できる業者に頼むのが、結果的に最安なのです。




