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外壁塗装の艶消しは後悔する? メリット・デメリット・耐用年数への影響を 船橋市の職人が正直解説【2026年】

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「艶消しにしたい。でも後悔しないか不安…」

「業者に『艶ありの方が長持ちする』と言われた。艶消しって本当にダメなの?」

「艶消しで塗装したら汚れが目立ってきた。失敗した…」

艶消し塗装を検討する方から、こういった声をよく聞きます。この記事では塗装歴19年・一級塗装技能士のすずしょうペイント代表林が、艶消し塗装のメリット・デメリット・後悔しない選び方を全部正直に解説します。

この記事を読むとわかること

  • 艶の5段階とそれぞれの特徴(グロス値の意味)
  • 艶消しにすると耐用年数が何年短くなるか(具体的な数値)
  • なぜ汚れが付きやすくなるのか(仕組みを解説)
  • 艶消しを選んで後悔した3つの事例
  • 後悔しないための3つのポイント
  • 艶消しが向いている家・向いていない家

艶の5段階とは?グロス値で理解する

外壁塗装の「艶」は全部で5段階あります。光の反射率(グロス値)で定義されており、数値が高いほどピカピカした仕上がりになります。

艶の5段階とグロス値の目安
種類 グロス値の目安 印象・特徴
艶あり 70以上 光沢あり・新築のような輝き・汚れにくい
7分艶 60前後 やや光沢を抑えた・耐久性と美観のバランス型
5分艶 35前後 落ち着いた光沢・中間的な仕上がり
3分艶 15前後 ほぼマット・自然な落ち着いた雰囲気
艶消し(艶なし) 5以下 完全マット・光沢なし・和風・自然素材感

💡 注意:「7分艶」の名前から「艶が70%」と思いがちですが、実際のグロス値は60前後です。また全ての塗料で5段階が選べるわけではなく、艶消しに対応していない塗料もあります。

艶消しの仕組み:なぜ艶がなくなるのか

艶消し塗料の多くは「もともと艶あり塗料」にフラットベース(艶消し剤)を混ぜて作られています。

仕組みをかみ砕くと

フラットベースを混ぜると、塗膜表面に細かい凹凸ができる
凹凸があると光が乱反射して艶がなくなる(マット仕上げになる)
この凹凸が汚れを溜めやすくする原因にもなる(艶消しのデメリットの根本)

また、フラットベースは塗料にとって「不純物」です。混ぜる量が多いほど艶が消えますが、その分塗料本来の耐久性が落ちます。これが「艶消しは耐用年数が短い」と言われる理由です。

艶消しのメリット3選

メリット①

落ち着いた・上品な外観になる

光沢がないため、高級感・重厚感・自然素材の風合いが生まれます。特に和風・和モダン・ナチュラルテイストの外壁との相性が抜群。「新築みたいにピカピカにしたくない。落ち着いた雰囲気にしたい」という方に向いています。

メリット②

経年での「艶が消えた感」がない

艶あり塗料は塗装後2〜3年で光沢が落ちてきます。「最初はきれいだったのに…」という劣化感が出やすいです。艶消しはもともと艶がないため、経年変化による「みすぼらしくなった感」が出にくいのが特長です。

メリット③

周囲の景観・外壁材の風合いと馴染みやすい

艶あり塗料は光の反射が強いため、サイディングの柄によっては「安っぽく見える」ことがあります。艶消しは光を拡散するため、石材調・木目調・レンガ調などの外壁材の質感を活かしやすいです。

艶消しのデメリット4選(数値あり)

⚠️ 正直に伝えます

艶消しはデメリットが明確に存在します。「艶消しにしたい」気持ちは尊重しますが、これを知らずに選ぶと後悔する可能性があります。しっかり確認してください。

デメリット①:耐用年数が1〜3年短くなる

シリコン塗料の例:
艶あり → 約10〜12年
艶消し → 約8〜9年(同グレード比)

フラットベース(艶消し剤)を混ぜた分だけ塗料の純度が下がり、耐候性が低下します。同じシリコン塗料でも艶消しにすると1〜3年程度耐用年数が短くなると考えてください。

デメリット②:汚れが付着しやすく目立ちやすい

艶あり塗料は表面が滑らかで汚れが流れ落ちやすいですが、艶消しは表面の凹凸に汚れが溜まりやすいです。特に黒ずみ・雨だれ・コケ・カビが目立ちやすくなります。白や薄いグレーなどの淡い色を選んだ場合、汚れがさらに目立つため注意が必要です。

デメリット③:塗りムラ・艶ムラが出やすい

艶消し塗料はフラットベースの混ぜムラが発生しやすく、面によって艶の見え方にばらつきが出やすいです。施工する職人の技術力が仕上がりに大きく影響します。特に3分艶・艶消しは艶あり以上に丁寧な施工が必要です。

デメリット④:選べる塗料の種類が少ない

すべての塗料に艶消しバリエーションがあるわけではありません。高耐久の無機塗料やフッ素塗料の中には艶消しに対応していない製品もあります。「艶消しで無機塗料にしたい」という場合は選択肢が限られます。

艶消しで後悔した3つの事例

後悔事例①「汚れが目立ってきた」

白系の艶消しで塗装。2〜3年後から雨だれ・黒ずみが目立ち始め「艶ありにすれば良かった」という声。艶消しは汚れが付きやすいうえ、白系など淡い色との組み合わせは汚れが最も目立ちます。

後悔事例②「思ったより地味・暗すぎた」

カタログやシミュレーションで見た艶消しと実際の仕上がりが違った。艶がないと色が暗く見える傾向があり、明るい色を選んだつもりが思ったより地味な仕上がりになったケース。テスト施工をしなかったことが原因。

後悔事例③「艶ムラが気になる」

施工後に面によって艶の見え方が違う「艶ムラ」が発生。特に日当たりの違う面(南面と北面)での差が目立ち、均一な仕上がりにならなかったケース。職人の技術差が出やすいのが艶消しの難しさ。

後悔しないための3つのポイント

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ポイント①:テスト施工で実際の艶感を確認する

カタログ・シミュレーションだけで艶感を判断するのは危険です。実際の外壁の一部に試し塗りして確認する「テスト施工」が最も確実です。日当たり・天気・時間帯によって艶の見え方が変わります。すずしょうペイントではテスト施工を標準実施しています。

色決めシミュレーション・テスト施工について →

ポイント②:艶消しにするならグレードを1つ上げる

艶消しにすると同グレードで耐用年数が1〜3年短くなります。これを補う方法は「グレードを1段階上げる」ことです。
例:シリコン艶ありと同等の耐久性を求めるなら → フッ素の艶消しを選ぶ。費用は上がりますが、耐久性と美観を両立できます。

ポイント③:汚れにくい塗料と組み合わせる・色は中〜濃い目を選ぶ

艶消しは汚れが付きやすいため、低汚染機能のある塗料を選ぶか、汚れが目立ちにくいグレー・ベージュ・濃いめの色を選ぶのが賢明です。白や淡い色の艶消しは汚れが最も目立つ組み合わせになります。

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艶消しが向いている家・向いていない家

✅ 艶消しが向いている

  • 和風・和モダンな外観
  • 石材調・木目調・レンガ調サイディング
  • 落ち着いた・上品な仕上がりを重視
  • 周囲の景観に馴染みたい
  • グレードを上げて艶消しにする予定
  • 中〜濃い色を選ぶ予定

⚠️ 艶消しを慎重に検討

  • 耐久性・コスパを最優先する
  • 白・クリーム色など淡い色にしたい
  • 汚れが気になりやすい立地
  • 予算を抑えたい(同グレードで)
  • 海沿い・潮風が強いエリア

艶あり・艶消しの総合比較

項目 艶あり 艶消し
耐用年数 ◎ 長い △ 1〜3年短い
汚れにくさ ◎ 汚れにくい △ やや汚れやすい
美観(新築直後) ○ 光沢感あり ◎ 落ち着いた上品さ
経年での艶変化 △ 2〜3年で艶が消える ◎ 変化少ない
塗料の種類 ◎ 豊富 △ 少ない
施工難易度 ○ 標準 △ ムラが出やすい

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よくある質問5選

Q. 艶消しと艶ありで費用は変わりますか?

A. 艶消し剤(フラットベース)を添加するため、同じ塗料で艶消しにすると若干高くなるケースがあります。ただし差は小さく(数万円程度)、それより大きな違いは「グレードを上げる」かどうかです。艶消しの耐久性低下を補うためにグレードアップする場合は費用が増えます。

Q. 5分艶・7分艶と艶消しはどう違いますか?

A. 混ぜるフラットベースの量の違いです。艶消しが最も多く混ぜるため最もマットで、耐久性も最も低くなります。5分艶・7分艶は中間的な選択肢で、耐久性と美観のバランスが取れています。「完全マットにはしたくないが艶ありも嫌」という方は5分艶・7分艶が最も現実的な選択です。

Q. 艶消しにしてコケ・カビが増えました。対処法は?

A. 艶消し塗料の表面凹凸はコケ・カビが付着しやすい原因になります。対処としては、①定期的な高圧洗浄(2〜3年ごと)、②防藻・防カビ機能のある塗料への塗り替え、③低汚染塗料への変更、が有効です。次の塗り替えで低汚染機能のある艶消し塗料を選ぶのがベストです。

Q. 和風の外観なのですが艶消しは絶対ですか?

A. 和風外観に艶消しは相性が良いですが、「絶対」ではありません。7分艶・5分艶でも落ち着いた印象になります。耐久性と美観のバランスから、完全艶消しより3分艶〜5分艶の方が現実的な選択になるケースも多いです。テスト施工で実際の見え方を確認してから決めることをおすすめします。

Q. 無機塗料で艶消しにできますか?

A. 無機塗料は艶消しに対応していない製品が多いです。すずしょうペイントで取り扱っている製品の対応状況は、現地調査時にご確認ください。「高耐久かつ艶消し」を両立できる選択肢は限られますが、対応製品が存在しないわけではありません。

まとめ:艶消しは「正しく選べば後悔しない」

この記事のポイント

  • 艶消しにすると同グレード比で耐用年数が1〜3年短くなる
  • フラットベースの凹凸が汚れを溜めやすくする原因
  • 後悔しないためには①テスト施工 ②グレードアップ ③色選びの3点が重要
  • 艶消しに向いているのは和風・石材調・木目調・落ち着いた外観を重視する家
  • 白など淡い色×艶消しは汚れが最も目立つ組み合わせなので注意
  • 「完全艶消し」が難しければ3分艶・5分艶も有力な選択肢

職人として最後に

艶消しは「ダメな選択」ではありません。正しい塗料選び・グレード選択・テスト施工の3点を押さえれば、美観と耐久性を両立できます。すずしょうペイントではテスト施工で実際の艶感を確認してから最終決定できます。「艶消しにしたいけど迷っている」という方は、まず現地調査でご相談ください。

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この記事の監修者

林 涼太(はやし りょうた)

株式会社涼匠ペイント 代表取締役 / 塗装歴19年 

船橋市を拠点に外壁塗装・屋根塗装を職人直営で行う。テスト施工・カラーシミュレーションで艶感・色の実物確認を標準実施。「艶消しにしたが汚れが目立つ」「思ったより暗くなった」という後悔をなくすため、艶の選定から丁寧に対応している。施工実績1,000棟以上、関西ペイント リフォームサミット認定店。